電子タバコとは?

電子タバコ

(出典:pakutaso)

最近電子タバコが人気を集めています。タバコへの健康被害が軽減できる可能性のグッズ?加熱式タバコ「iQOS」は300万台が普及する大ヒットを飛ばしました。しかし、このiQOSから電子タバコへ移行する人が急増しています。電子タバコにしかないメリットとはなんなのか。今回は、知られざる電子タバコについて詳しく解説していきます。

目次:
1)電子タバコの特徴は?
1 健康に良い
2 副流煙の心配がない
3 節約ができる

2)電子タバコで禁煙できるの?
1 禁煙ブームは年々高まっている
2 電子タバコの禁煙効果
3 禁煙目的ならメンソール味がおすすめ

3)電子タバコについてまとめ

 

1)電子タバコの特徴は?

・健康に良い
・副流煙の心配がない
・節約ができる

この3つが電子タバコの大きな特徴です。

 

1 健康に良い
似て非なるものに、加熱式タバコの「iQOS」があります。

アイコス
(出典:photoac)

 

「iQOS」も、電子タバコと似た特徴をもっています。たとえば、「健康に良い」という特徴。これについては、タールや一酸化炭素といった有害物質を9割方カットできます。ただし、ニコチンを吸入する点は、本来のタバコと変わりません。
以下に、「iQOS」と電子タバコの比較表を提示します。

 

★「iQOS」と電子タバコの比較表

「iQOS」 電子タバコ
ニコチン あり なし
少ない 多い
フレーバーの数 少ない 多い
充電 充電 あり 充電 あり

一番大きな違いは、ニコチンの有無です。
日本で販売される電子タバコについては、薬事法によってニコチンの使用が禁止されています。そのため、電子タバコにはニコチンが含まれていません。もちろん、タールや一酸化炭素といった有害物質もカット。「iQOS」は、あくまで健康被害を抑えるもので、禁煙とはいえません。しかし、ニコチンゼロの電子タバコであれば、本当の意味での禁煙を実現できるわけです。

電子タバコには、心地よいフレーバーを感じさせる目的などで、添加物が加えられています。これも、通常の食品に加えられるものと、同じです。添加物による健康被害のリスクにも、電子タバコだからといって過敏にならなくて良いです。

 

2 副流煙の心配がない

電子タバコ
(出典:photoac)

 

電子タバコは、安全なリキッドを電熱線の働きで霧状にして吸引するものです。その際には、大量の煙が発生します。この煙は、いわば水蒸気。良い匂いがするもので、もちろんニコチンなどは含まれていません。タバコの煙は、副流煙といって周りにいる人がその煙を吸い込んでも、甚大な健康被害を及ぼします。

電子タバコであれば、似たような煙に見えても、その質はまったく異なります。嫌な臭いもありません。それどころか、専用のフレーバーによる良い匂いがします。また、ヤニによる煙が付着した部分の汚れも発生することがありません。こういった副流煙の心配がないことも、電子タバコの大きな特徴です。

 

3 節約ができる
電子タバコは、ランニングコストに優れています。
電子タバコの相場は、5,000~10,000円。そして、たとえば通常のタバコを1日1箱消費する人の場合、リキッドの交換は1ヶ月に1本程度が標準。リキッド1本は1,000円前後が多いです。となれば、最初に本体を購入すれば、後は月1,000円のコストでいいわけです。タバコ代を節約したいという人にも選ばれています。

タバコ
(出典:photoac)
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2)電子タバコで禁煙できるの?

1 禁煙ブームは年々高まっている

タバコ
(出典:photoac)

 

禁煙ブームは、今なお盛んです。
神奈川県などにおける受動喫煙防止条例など、タバコに対する規制も厳しくなっています。駅のホームなどでも、鏡張りの喫煙ルームが設けられることが多くなっています。そして、その扉が開くときに出てくる煙を嫌がって、その喫煙ルームの周りは人が寄り付かないといったケースも。より喫煙者が肩身を狭くするような世の中になっています。

禁煙

禁煙
(出典:pakutaso)

 

そういった社会的な側面や、健康的、経済的な面を懸念して禁煙に踏み切る人も増えています。タバコは、メタボや生活習慣病の原因だと指摘されることが多いです。さらに、タバコ税が増額されたことによる、喫煙者の経済的な負担も大きくなっています。

しかし、禁煙はニコチン依存や精神的な部分もあって、なかなか難しいです。そこで、禁煙グッズとしての電子タバコが注目されるようになっています。

 

 

 

 

2 電子タバコの禁煙効果

 

■喫煙習慣とニコチン依存を克服できる

禁煙
(出典:pakutaso)

 

禁煙を阻害する大きな壁としてあるのが、この2つです。

・喫煙習慣
・ニコチン依存

この2つの壁を乗り越えるのには、電子タバコが最適です。

→喫煙習慣に対する効果

禁煙
(出典:photoac)

 

電子タバコの場合、タバコとまったく同じ動作で煙を吸引できます。つまり、吸って吐く、という動作です。しかも煙の量が多いのも特徴。「iQOS」は人気ですが、煙の量が少ないというデメリットをもっています。フレーバーの種類も少なめ。

電子タバコはフレーバーの種類が豊富。そのため、自分の好きな煙の匂いや味を選べるわけです。その大量の煙を吸って吐けるので、満足感が得られます。禁煙が上手くいかない理由として、喫煙習慣が染み付いていることがあります。しかし、電子タバコであれば、その習慣を崩さずに禁煙可能です。

→ニコチン依存に対する効果

禁煙
(出典:photoac)

 

ニコチン依存は、禁煙の阻害事由として大きい壁です。それまで慢性的にニコチンを摂取していた人が、いきなりニコチンを断つと禁断症状が出ることも。それこそイライラしたり、身体の調子が優れないと感じることも多いです。

そのため、電子タバコと普通のタバコを併用しながら禁煙を進めていくのが効果的。たとえば、1日に5本タバコを吸っているのであれば、そのうちの1本を電子タバコにするといった具合です。そして、だんだんと電子タバコの割合を増やしていって、禁煙に成功される方も多いです。

日本では、ニコチン入りの電子タバコの販売は法律で禁止されています。日本のお店で扱われている電子タバコは、すべてにニコチンが含まれていません。もし、ニコチンが含まれているものが売られていたら、それは違法行為です。

逆にいうと、海外ではニコチン入りのリキッドも販売されています。ニコチンの量を自由に調整できるので、そのニコチンを少しずつ減らしていって、禁断症状を回避する人も増えています。
海外に行けば、ニコチン入りの電子タバコも入手可能。日本にいても、個人輸入という方法を使えば、ゲットできます。

電子タバコの本数をだんだんと増やしていって禁煙する方法。これにつまずいた場合には、個人輸入でニコチン入りの電子タバコをゲットして、そのニコチン割合を少しずつ減らして禁煙するのも1つの手段です。これには向き不向きがあります。自分に合った方法をみつけるのが大事です。

 

3 禁煙目的ならメンソール味がおすすめ

メンソール
(出典:photoac)

 

リキッドには、いろいろな種類があります。タバコ風味やチョコレートやフルーツ、そしてメンソール。禁煙目的なら、タバコのように吸えるということで、タバコ風味を選んでしまいがち。しかし、基本的にリキッドは添加物によって甘い香りの仕様になっています。周囲への煙を考慮しているからです。

メンソールタバコはタール値が低いということで、これを吸っている人も多いです。禁煙が上手くいかない理由として、喉への刺激感、いわゆるストロークキックの物足りなさがあります。しかし、メントールリキッドであれば、メントールタバコのように、一定程度のストロークキックを期待できます。つまり、メントール味が禁煙には一番向いています。

 

 

 

3)電子タバコについてまとめ

電子タバコの特徴について見てきました。一番大きなポイントは、やはりニコチンを摂取しないということ。真の意味で禁煙できるのが、この電子タバコです。
周囲にも迷惑をかけることがありません。まだ認知度が低いので、禁煙場所で電子タバコを吸うのは難しいでしょう。しかし、これから徐々に浸透していけば、禁煙だけど電子タバコは可、といったエリアも出てくるかもしれません。

電子タバコ

(出典:photoac)


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